【Wingsこそだてゼミ】第5回上編:子育てに重要な「自己肯定感」とは?

突然ですが、みなさんは「自己肯定感」という言葉を聞いたことがありますか?

これは幼児期に伸ばすことで一生影響を受けるとも言われる、近年注目を集めているキーワードなんです!特に日本の子どもは他国に比べ、自己肯定感が著しく低いと言われています。(※1)実際に文部科学省も、この状況を国の危機的状況と捉え、教育改革の中で注力している課題の一つなんです!(※2)

今回のWingsこそだてゼミでは、

・自己肯定感とは何か

・自己肯定感を幼少期から伸ばすことがなぜ大切なのか

・どうやったら伸ばすことができるのか

上編と下編にわけて、一緒に見ていきます!

毎日あふれるほどの情報の中で「子どもをのびのびと育てるためにはどうしたらいいの?」と悩んでいる方は、ぜひこのブログを参考にしてみてみてください!☺️

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このブログはこんな人に読んでほしい

  • これから子育てが始まる方
  • 現在2~5歳のお子さんをお持ちの方
  • 子どもを幸せにするヒントが欲しい方
  • 自己肯定感を伸ばす子育てについて知りたい方
  • 子育て方法について模索中の方

目次

  • 自己紹介
  • 自己肯定感とは?
  • なぜ自己肯定感が必要なの?
  • 自己肯定感はどのように育まれるの?
  • まとめ

自己紹介

この度、これまで記事を担当してきたMayuさんからWingsこそだてゼミを引き継ぐことになりました、

Wings Kids FamilyでインターンをしているNanaと申します。

現在早稲田大学国際教養学部の3年生で、これまでアメリカに1年間、スイスに半年間の留学経験があります。

私自身7人兄弟で育ち、弟や妹たちの英語教育に関わってきた経験があり、「幼児教育」「英語学習」といった領域に以前から興味を持っていました。そこでこの度、ここWingsの環境に飛び込むことを決めました!

大学では国際関係学や言語学について学んでおり、ここWings Kids Familyではバイリンガル教育が特徴の英会話学童/プリスクールで、運営のサポートをしながら勉強しています!

前回から引き続き、Wingsこそだてゼミでは研究で正しいとされていることが、実際の教育現場でどうやって使われ、どのような結果を生み出すのか、それを自らの目で確かめて記事にしていきたいと思います!

科学的に正しいとされる教育は本当に正解なのか、このゼミで一緒に見ていきましょう!

自己肯定感とは?

早速ですが、今回のこそだてゼミでは「自己肯定感」について紹介していきます。

日本人に特に低いと言われる自己肯定感。そもそも自己肯定感ってどのようなものなのでしょうか。東京学芸大学の田島教授と奥住教授は次のように定義しています。

自己肯定感とは「ありのままの自分を受け止め,自己の否定的な側面もふくめて,自分が自分であっても大丈夫という感覚」である。(※3)

引用田島賢侍・奥住秀之『子どもの自尊感情・自己肯定感等についての定義及び尺度に関する文献検討』https://core.ac.uk/download/pdf/15925642.pdf

つまり自己肯定感とは、「自分はこのままでいい!」「自分は大丈夫!」というように自身の良いところも悪いところも含めて、ありのままの自分を認められる感情のことなのです。一方、他の国に比べ日本人の自己肯定感がが低いという研究結果もあり、その背景には、日本人の「謙虚」を美德とする文化があるからだとも言われています。

もちろん自分の子どもには謙虚に育ってほしい!と考える親は少なくないと思います。謙虚であることは決して悪いことではありません。特に日本の対人関係において謙虚さは、大切な要素だと考えられます。

それでは、自己肯定感を高めることがなぜ子育てに必要なのか自己肯定感が高い子どもにはどんな特徴があるのか、これから説明していきます。

ちなみに自己肯定感は、第4回のブログで紹介した「非認知能力」の中で注目されている力の一つでもあります。非認知能力について知りたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください☆

なぜ自己肯定感が必要なの?

スティールの自己肯定感に関する研究

米国の心理学者クロード・スティール(1998)は、自身の研究の中で自己肯定感を以下のように説明しています。

自己肯定感が高い人間はある脅威や課題に直面したとき、その問題自体が解決されていない場合でも、自分という存在に肯定感を持てている限り、否定的な要素/感情に打ち勝つことができる。

 ‘self-affirmation theory’ (Steele 1988). (※4)

つまり、自己肯定感が高ければ「自分ならできる!」という自信を持っているので、困難な状況でも乗り越えることができるということです。

私たちは人生の中で様々な状況に直面します。特に幼少期の子どもたちは、成長過程の中で初めてのこと、わからないこと、難しいことに取り組む場面が多いですね。

その中で子ども自身が自信を持っていれば、様々な課題解決や目標達成において、挑戦することができるので、結果挑戦しなかった子どもに比べ、成功体験が増えます

これまでの記事で紹介しましたが、成功体験の積み重ねは、子どもたちの自信に繋がります。自分の力でやり遂げた経験は、子どもたちが次の目標に向けて挑戦するためにとても大切です。

また仮に失敗したとしても、自己肯定感が高ければその失敗のみが自身の評価や存在を否定するものではないと自然と認識できるので、失敗してもめげない子どもに育つのです!

それでは、実際に自己肯定感が高い子どもと自己肯定感が低い子どもには、どのような特徴があるか、みていきましょう。

自己肯定感が高い子どもの特徴

  • 自信に満ち溢れている
  • 新しいことに挑戦しやすい
  • 失敗してもめげない
  • 主体性を持って行動できる
  • 健康的な人間関係が構築できる

自己肯定感が低い子どもの特徴

  • 自分に自信がない
  • 周りの目が気になる
  • 新しいことには挑戦しない
  • 歪んだ人間関係を構築する傾向にある

自己肯定感が高い子どもの特徴をみると、子ども同士の関係構築においても良い影響があることがわかりますね。

自己肯定感の高い子どもは、グループの中で主体性を発揮するだけでなく、他者に対しても肯定的な姿勢を持って接することができます。結果、健康的な友人関係を築くことができるのです。

このように、お子さんがのびのびと育っていくためには、彼らの自己肯定感を高めてあげることが必要だとわかりますね。

自己肯定感はどのように育まれるの?

次回【Wingsこそだてゼミ】第5回下編では、具体的にはどうやって子どもの自己肯定感を伸ばすことができるのか、ご家庭でも実践できる方法をいくつかご紹介します。お楽しみに☆

まとめ

  • 自己肯定感とはありのままの自分を受け止める感覚のこと
  • 幼少期から自己肯定感を高めることは教育的メリットが大きい
  • 自己肯定感が高い子どもは失敗してもめげない
  • 自己肯定感を伸ばすことが将来の成功につながる

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いかがでしたか?

特に自己肯定感が低い子どもが多いとされる日本社会の中で、

失敗してもめげない自己肯定感の高い子どもを育ててみませんか?

ぜひ次回のブログもお楽しみに!

参考文献

(※1)内閣府特集 『自己認識|平成26年版子ども・若者白書(全体版)』
http://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h26honpen/tokushu_02.html

(※2)文部科学省『3. 子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題』http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/053/gaiyou/attach/1283165

(※3)田島賢侍・奥住秀之『子どもの自尊感情・自己肯定感等についての定義及び尺度に関する文献検討』https://core.ac.uk/download/pdf/15925642.pdf

(※4)Steele, C. M. (1988). The Psychology of Self-Affirmation: Sustaining the Integrity of the Self. Volume 21, 1988, Pages 261-302