こんにちは。先月からWings Global Homeでインターンをしている、某国公立大学3年教育学専攻のMikiです!
プリスクールを検討している保護者の方の中には、
- 英語初心者でもついていけるの?
- 人見知りでも大丈夫?
- 日本語の発達に影響はない?
- 卒園後も英語力は維持できる?
- プリスクールにはどんな先生がいるの?
など、さまざまな疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
私自身もWingsでインターンを始める前は同じような疑問を持っていました。
そこで、このシリーズではWings Global Homeの代表であるJoeiさんやスタッフへのインタビュー、保育観察をもとに、その疑問を解消していきます。
第1回では、「英語が話せなくても大丈夫?」「人見知りの子でもなじめる?」という、入園前に気になる2つの不安について取り上げます。

目次
1,英語初心者でも大丈夫?
小さなお子さんをプリスクールのような英語が話される場に預ける際、多くの保護者の方がまず不安に感じるのは、「英語が全く話せない状態でもついていけるのか」という点ではないでしょうか。
私自身もインターンを始める前は、「子どもたちはどのように英語を身につけるのだろう」「英語経験のある子との差に劣等感を抱かないのだろうか」という疑問がありました。
実は、幼児が第二言語を習得するときに、どのような環境や教師の関わりが効果的なのかについては、教育学の分野でも研究が進められています。
Langelooら(2019)は、多言語環境にある幼児を対象としたいくつかの研究を分析し、幼児が第二言語習得するときのポイントとして、
- 表情や身振りで伝えたり、ジェスチャーを使う。
- 必要に応じて母国語でも対応できる人員を配置する。
- いつも同じ一日の流れを繰り返す。
- 子どもの能力に合わせて、簡単で短い表現を使う。
- 教師と子どもが良い関係を築く。
といったものを挙げています。
これらを踏まえて、9割以上の入園者が英語初心者であるというWingsではどのような工夫がとられているのでしょうか。代表のJoeiさんやスタッフへのインタビュー、そして保育の観察を通して、その特徴を見ていきます。
まず、英語初心者にも配慮した学習について、Joeiさんは次のように説明しています。
「常に近いレベルの子ども同士で5人程度のグループを作っています。子どもたちは自分と近いレベルの子と学んでいる感覚があるので、劣等感がモチベーションを下げてしまうような環境にはなりません。」
また、英語に慣れていない子どもが安心して過ごせる環境づくりも重視しているそうです。
「英語がわからない子どもにとっては、精神的な安全性がとても大切です。そのためWingsでは日本人スタッフを複数配置し、困った時には日本語で助けを求められる環境を整えています。」
さらに、子どもたちの英語のレベルに合わせた会話については、
「日本人が日本語で子供に話しかけるときと同じように、その子の英語の理解度に合わせてコミュニケーションをとるので、英語が全く分からなくて困ってしまうことはほとんどありません。」
と話していました。
実際に、先生方にも英語が分からない子どもへの対応について聞いたところ、
「“Show me what you need!”のように声をかけながら、ジェスチャーを使って伝えます。それでも伝わらない場合はマネージャーに助けを求めますが、多くの場合はそれで意思疎通ができます。」
また、
「日本語を喋れるマネージャーとも協力しながら、 日本語では理解できる事柄を英語ではどう表現するのかを教えてあげます。そうすることで、子どもたちは日常の中で徐々に語彙力を増やしていけます。」
と話す先生もいました。
保護者アンケートでも 「一人ひとりに合わせた丁寧な指導」を評価する声が多く見られました。
このように、インタビューおよびアンケート結果からは、Wingsには英語初心者の子どもでも安心して英語を学べるような環境が用意されていること、それが保護者からの評価にもつながっていることがわかりました。

2,人見知りでも大丈夫?
英語力と並んで、全体の8割以上の保護者の方からは「うちの子は人見知りなんですけど大丈夫ですかね?」という声がよく聞かれます。
特に年少さんの場合は、英語以前に「親と離れて過ごせるのか」「新しい環境になじめるのか」と不安を抱えるお子さんも少なくありません。さらに、普段とは異なる言語環境となれば、なおさら心配になりますよね。
私自身も保育園でボランティアをしていたときに、親御さんと離れることが難しいお子さんを何人も見てきました。
一般的に、人見知りの子どもは見知らぬ人や新しい環境に対して不安や警戒心を持ちやすいため、親からはなれるのを嫌がります。では、そのような子どもたちが新しい環境で安心して過ごすためには、どのような関わりが大切なのでしょうか。
そのヒントとなるのが、Edward L. DeciとRichard M. Ryanが提唱した自己決定理論です。この理論によると、
①自分で選んでいると感じられること(自律性)
②自分にもできると感じられること(有能感)
③周囲の人に受け入れられ、大切にされていると感じること(関係性)
という3つの気持ちが満たされることで、人は自分から学んだり、他の人と関わったりするようになります。
さて、Wingsでは、年少さんでも入園から2週間もすると、親と離れるときに泣いている子どもはほとんど見かけません。その理由として、Joeiさんは先生と子どもの比率を挙げていました。
「圧倒的な少人数制を実現しているため、 子どもが一人で取り残される状況が起きにくいんです。Wingsでは必ず誰かが子どもに目を配り、必要なときにはすぐに寄り添う体制があります。 」
これは、自己決定理論でいう「関係性」の考え方とも重なります。子どもは、 「自分のことを気にかけてくれる大人がいる」と感じられることで安心感を得て、新しい環境にも少しずつ慣れていきます。
実際に先生方にもお話を伺うと、内向的な子どもに対しては、声のトーンを落とし、その子のペースや距離感を大切にしながら、焦らずゆっくりと関係を築いていくことを心掛けていると話していました。
さらに、しばらくすると子どもたちはそれぞれ 「お気に入りの先生」を見つけ、その先生との関わりを通して安心感を得ながら、少しずつ園生活を楽しめるようになるそうです。
保護者アンケートでも、「アットホームな雰囲気」「嫌がらず楽しく通っている」といった声が多く寄せられていました。
実際に園内を観察すると、とにかく先生の数が多く、先生と子どもが1対1で遊ぶ場面もありました。また、 子ども一人ひとりに合わせた距離の取り方を意識していること、家族のような温かくて親しい関係を築いていることが伝わってきました。
つまり、Wingsでは、少人数制によって「一人にしない」「気にかけ続ける」という関わりが常に実践されているため、子どもたちは「自分は受け入れられている」と感じることができ、人見知りの子どもでも安心して園生活をスタートできるのですね。
3,まとめ
いかがでしたか?
プリスクールは、一般的な保育園や幼稚園とは異なる英語環境だからこそ、「英語が話せないとついていけないのでは」「人見知りでも大丈夫なのだろうか」と不安に感じる方も多いと思います。
今回の調査では、Wingsでは、英語初心者や人見知りのお子さんでも安心して園生活を始められるよう、一人ひとりに合わせたサポート体制が整えられていることが分かりました。
次回は「英語力は本当に伸びるの?」「日本語への影響は?」「卒園後の英語力の維持は無理?」についてご紹介します。
Wingsについてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ以下のホームページもご覧ください。
では、また次回の記事でお会いしましょう!
[参考文献]Langeloo, A., Mascareño, M., Deunk, M. I., Bosker, R. J., & Doolaard, S. (2019). A
systematic review of teacher–child interactions with multilingual young children. Review of
Educational Research, 89(4), 536–568. https://doi.org/10.3102/0034654319855619


