インターナショナルスクールとプリスクールってどっちがいいの?

インターナショナルスクールとプリスクール、どちらも耳にしたことはあるけど、それぞれの違いや通って得られる効果・懸念点などについてはよくわからない、という方も多いのではないでしょうか?英語が母語ではない子どもたちにとって、幼少期の英語教育って意味あるのか?ダブルリミテッドの心配は?などと考える人もいらっしゃると思います。

この記事ではインターナショナルスクールとプリスクールについて、その違いや効果・懸念点についてお伝えします!

目次

インターナショナルスクールとは?プリスクールとは?

インターナショナルスクールもプリスクールも、共通して英語での教育が行われる施設ですが、まずはそれぞれの特徴について見ていきましょう!

インターナショナルスクールとは?

インターナショナルスクールとは、主に海外生活経験のある帰国子女や英語による教育を求める子どもたちを対象にしている施設です。最近では、グローバル化により日本生まれ・日本育ちでも入学することが可能ですが、基本的に英語を母語とする子どもを受け入れています。就学前から高校生までと年齢層が幅広いことも、インタナショナルスクールの特徴の一つです。英語を外国語として学習する施設というよりもむしろ、英語で授業が行われる場所です。

プリスクールとは?

一方のプリスクールは、国や地域によってその定義は異なりますが、日本でのプリスクールの定義としては、就学前の日本人の子ども(日本語を母語とする子ども)を対象としている施設です。力を入れている分野・カリキュラム・子どもの預かり時間などは、プリスクールによって様々ですが、ABCもわからない状態から、歌や文字習得やコミュニケーションなどを通じて、徐々に英語に慣れ親しみながら英語を習得していくことができます。

これが、本来のインターナショナルスクールとプリスクールの定義ですが、最近はインターナショナルスクールという名がついていても、実際にはプリスクールの機能をもっている施設も多く存在しています。また、プリスクールで、終始日本語で授業が行われてしまっている施設もあるようです。インターナショナルスクール、プリスクール、いずれにしてもスクールを選ぶ際には、実際に足を運んだりして教室の様子を確認する必要がありますね!

インターナショナルスクールへ通うことの効果・懸念点

インターナショナルスクールへ通うことの効果

☆圧倒的な英語の接触量

英語「を」学ぶのではなく、英語「で」学ぶことに重点を置いた施設であるため、一般校と比較しても英語でのインプット・アウトプットの機会が非常に多いです。

☆日本の枠組みにとらわれない教育

インターナショナルスクールは、日本の学習指導要領に準拠していない施設です。スクールごとに決められた独自のカリキュラムに則って、日本の教育の枠組みにとらわれない教育を受けることができます。また、日本国籍でないクラスメイトがいる環境なので、将来的に海外へ羽ばたくうえでも「日本」という枠にとらわれない感覚が育つでしょう。

インターナショナルスクールへ通うことの懸念点

☆ダブルリミテッドになってしまう懸念

ダブルリミテッドとは、2つ以上の言語を話すことはできても、どの言語も年齢相応のレベルに達していない状態を指し、特に学習言語において遅れが見られるという特徴があります。学習言語とは、読み書き能力だけでなく、抽象的な概念を理解したり、創造力を働かせたりする能力のことを指します。この学習言語が年相応に身に付いていなければ、ダブルリミテッドの可能性が高いと言われています。

先ほども述べた通り、インターナショナルスクールは、英語「を」学ぶ施設ではありません。そのため、日本語を母語としない子どもにとっては日本語を学ぶ時間がありません。

日本語を母語とする子どもであっても、日英バイリンガルを目指す場合、スクール以外の場で日本語を使う機会を十分に確保しないと、英語力があっても日本語が不十分なまま育ってしまうリスクがあります。

☆多額の学費負担

インターナショナルスクールの学費は非常に高い、というイメージをお持ちの方も多いと思います。インターナショナルスクールでは平均的に年間150〜300万円ほどかかると言われています。インターナショナルスクールの多くは国からの補助金が出ないなどの理由から、日本の一般校よりも家庭の負担額が大きくなってしまいます。

一方のプリスクールでは、一部の施設が幼児無償化対象となっており、インターナショナルスクールほど費用がかからないところも多くあります。

プリスクールへ通うことへの効果・懸念点

プリスクールへ通うことの効果

☆幼いうちから英語に触れることができる

プリスクールへ通うことで得られる効果としてまず挙げられるのは、幼児期から英語に触れ、慣れることができることです。プリスクールに通うまで英語未経験の状態でも、スクールで英語の発音や読解力やリスニング力の向上をサポートしています。

☆日英バイリンガルとして有益な学び・異文化理解の場

プリスクールでも多様性理解や異文化理解をする機会は十分にあります!幼少期から自分の母語ではない「英語」という言語に触れられることに加え、多様なバックグラウンドを持つスクールの先生方と関わる機会が充実しています。

日本語以外の言語を理解することは、日本以外の世界に目を向けることにつながり、自分とは違った価値観や文化的背景を持つ人々を受け入れることができるようになるでしょう。

また、公教育と併用して通うことが可能なので、公教育で日本語を上達させると同時に、プリスクールで英語を学ぶことができ、日英バイリンガルとして有意義な学びができるでしょう。

プリスクールへ通うことの懸念点

☆本当に英語力は伸びるのか?

プリスクールについて調べていると、「プリスクール 後悔」「プリスクール 意味ない」という検索ワードが出てくるかもしれません、、。みなさんがお子さんをプリスクールに通わせる際に「本当に英語が上達するのか?」という点が気になるかと思います。先ほども触れましたが、実際子どもたちが1日中日本語でコミュニケーションを取ってしまうスクールもあるようです。

英語に触れる時間が少ないともったいないですよね。こういった状況が発生してしまうのは1人の先生に対する子どもたちの人数が多い、つまり大人数のクラスで先生の目が届いていない可能性が考えられます。子ども1人1人に先生が向き合ってくれれば自然と英語でのコミュニケーションの機会が増えますよね。

☆卒園後の英語力をキープできない?

プリスクールを卒園後、インターナショナルスクールに通うのではなく、普通の日本の小学校に通う場合、プリスクールで身に付けた英語力を維持するのは簡単ではないでしょう。

ただ、この点に関しては、プリスクールを卒園した後もアフタースクールとして通うという選択肢があります。 日本の一般的な小学校に通いながら日本語教育の環境を保ちつつ、授業で日本語を使う機会を持ちつつ、そういったアフタースクールの活用を通じ、プリスクール卒園後も英語力を向上し続けていくことができるでしょう。

日本語を使う機会があれば、、

ここまでインターナショナルスクールとプリスクール、それぞれの効果や懸念点について触れましたが、日英バイリンガルを目指すのであれば、母語である日本語を使う時間を十分に確保できれば一部の懸念点への解決が可能なのではないでしょうか。

週に何回か英語教育を受けていても、公教育と同じレベルの日本語を使用していれば、子どもの日本語発達に悪影響はないですし、ダブルリミテッドの可能性はほぼないでしょう。

    • 日本語が不安定である⇒日本語の環境が少ない(語彙や漢字を知る機会、考え・使い・話す機会)

    • 英語が不安定である⇒英語の環境が少ない(語彙や読み物を読む機会、英語を話す機会

と言えます。そして、その言語を使う環境にない或いは機会が少ないと、その言語に対する興味も薄れていってしまいます。

就学前のうちは、スクールで徹底的に英語を使う、家では日本語を使う、などと場面によってはっきりと言語を使い分けることで、ダブルリミテッドの心配もなく日英バイリンガルのお子さんを育てることができるでしょう。

英語と日本語の両方が育つ環境なら、Wings Global Homeへ!

私たちWings Global Homeは、英語オンリーの環境の中で、徹底した少人数制クラスと文字教育を通じた読解力の育成に力を入れています。

リスニングを伸ばすための「英語のシャワー」を浴びるだけでなく、2歳から文字習得も始めています。アルファベット、フォニックス、スペリングを毎日マンツーマンで学ぶことができ、将来の英語のベースを作っていきます。

また、Wingsでは英語教育を通じた非認知能力の開発を行っています。
基本的に先生1人に対し子どもたち5人の少人数制クラスでは、先生との十分なコミュニケーションを通じ、コミュニケーション能力を身に付けられるだけでなく、自分の思考プロセスを論理的に英語で表現することができるようになります。

加えて、先生と子どもとの関わりだけでなく、ほかの子どもたちとの繋がりも通じて、助け合ったりチャレンジしたり友だちを見守ったりする行為が自然とできるようになり、協調性や社会性を養うことができます。

さらに、先生が与えてくださる小さな挑戦から生まれる、成功体験の積み重ねから「自分ならできる!」という自信と自己肯定感を向上させることができます。

好奇心をもって何事も主体的に挑戦するようになったり、最後まであきらめずに取り組む忍耐力も育つため、将来的な学習にも好影響を与えるでしょう。

★Wingsの先生
Wingsには、国内外の大学で学び、100倍を超える倍率から選ばれた、バイリンガル教育に熱心な優秀な先生が80名以上在籍しています。彼らのバックグラウンドは多様で、Wings Global Homeには非常にグローバルな環境が広がっています。多様性にあふれた環境の中で、子どもたちは知らず知らずのうちに多様な文化を知り、興味を持つようになります。

さいごに

今回は幼児期における英語教育の施設として、インターナショナルスクールとプリスクールを取り上げ、それぞれの効果や懸念点、日英バイリンガルを目指すために必要な要素についてお伝えしました。

お子さんの将来を考えるうえでも、後悔のないスクール選びをしましょう!

Wings Global Homeでは、体験・申し込みをいつでも受け付けています!ご興味のある方は、お気軽にお越しください♪

新しいお子さま、ご家族との出会いをスタッフ一同お待ちしています😊

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